飼育員のサジェストキーワードを調べてみたら『辛い』というワードを見つけました。
よく検索されているワードとなります。
※サジェスト:予測変換
『ツイッター 飼育員 邪魔だ』
このワードもよく検索されているということなので、なんだか意外性を感じました。
確かに動物園のアカウントをフォローする大半の目的は、動物をみたい、動物園情報が知りたいなどです。
キングコング西野さんが言うには「個人の価値が求められる時代がきている」そうです。
オンライン上で飼育員が主張する時代は、まだ追いついてないんですかね( ・∇・)
では本題へ入りましょう!
動物園の飼育員は辛いの?
結論:人による
人によって、何に対して辛いと感じるかは異なります。
きっと検索する意図としては、
飼育員って過酷なの?
どんな辛いことがあるの?
など表からは見えない内部事情を知りたいからそのように調べるのかもしれません。
私が学生の頃も飼育職の内部事情を知る難しさに直面しました。
飼育員時代に辛かったこと
辛い:精神的にも肉体的にも、がまんできないくらい苦しい。耐えがたい。
念のため調べました。笑
オブラートに包みつつ正直に書きますよ!!
感情論ということで、人によってはへっちゃらかもしれません。広い視野でみてください( ̄∇ ̄)
身体の疲れ
読み手としては一番つまらない、辛い事情かもしれませんね。
疲労が蓄積した結果、肩の重さが常にありました。
膝に痛み癖があったので、疲れてくると膝から股関節までずっと痛くて辛かったです笑
さらに心のダメージが加わると何かに憑依されてんじゃないかってくらい身体が重たくなるんですよね。
疲れが身体に影響しやすい人は、その日のうちに疲労回復することをお勧めします。
気遣い
人に対する気遣いは、自分のため / 相手のため
紙一重な気がします。
作業中の気遣いは辛いと感じませんが、関係性を築くまでの間における気遣いは正直しんどかったです。
機嫌がコロコロ変わる人に対しては、逆鱗に触れまいと試行錯誤します。
気付いたらヒト中心に動いている時もありました。
もちろん相手が気遣いを求めていない時もあります。
だからといって、自分のやりたいように仕事にすることも簡単なことではないんですよね・・。
これは飼育員に限らず、組織に属していて人と仕事をしている以上は気を遣う場面が必ずあります。
しない人は、浮きますね。
はっぱカッター上司
私は理不尽且つ感情任せに怒られることがとても苦手です。
上司がどんなことで怒り出すかをわかっているので、事前に怒りの種をせっせと拾います。
理不尽な怒りは時間を食うだけなので、飼育作業の時間を遅らせてでも種を拾うこともありました。
拾い忘れたらタイヘン。
あっという間に種が発芽して、はっぱカッターが降ってきます。
”かえんほうしゃ”するわけにもいかないのでさりげなく避けるのですが、ここまでの間にいろんな気遣いが発生しています。
これが日常的に続くと参っちゃいますね。
全ての動物施設に、はっぱカッターをする人がいるわけではないのでご安心を٩( ‘ω’ )و
人それぞれ相性は異なるし、なんてことないと割り切る人の方が多いです。
私はこれを辛いと感じたので精神的ダメージが大きかったです。
だいぶオブラートに包みすぎました笑
引用:ポケモンの技(草と炎)
なぜ飼育員になりたいか
辛いエピソードが重なったので、飼育職のイメージが暗くなってしまったら申し訳ないです。
ですが本質は、飼育職が辛いかどうかではありません。
辛いこともあるけど、それ以上に動物飼育へのやりがいだけは、人の存在があっても削がれることはないです。
飼育員を目指すうちは、飼育員になって何がしたいかを考えてみてください。
芯がブレなければ、こんな辛いことがある!とか言われても割り切れます。
学生の頃、あそこの会社はブラックとかクリーンとか友人とよく話したものです。
ですが感じ方は人それぞれなので、働いてみないことにはわかりません。
それよりも自分の考えと施設の方針が同じ方向を向いているか
というところが大切かなと思います。
飼育員も人間関係が重要
どんなに自分が見込んだ施設で働けたとしても、職場の人と関係を築けない人はすぐに辞めてしまいます。
相手の良いところを見つけて、お互い楽しんで築ける関係性が理想です。
これは飼育員に限らず全ての社会において共通することなので、社会人たるもの人と上手く付き合うべし ということなんでしょうかね( ・∇・)
新卒で働いた動物園で、最初に関わった上司とは今でも遊びに行くくらい仲が良いです。
はっぱカッター上司には参りましたけど、励まし合える同僚がいたのでだいぶ救われましたね。
陰でモノマネしたり。笑
学生の時とは一味違った、別の楽しさがあります٩( ‘ω’ )و
辛さよりもどんな楽しみ方があるかを考えていきまっしょい。
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