あっという間に5月を迎えました。
コロナウイルス感染拡大の影響で自粛生活が続いています。
家からコンビニまで往復程度の散歩はしますが
それ以外で外出することはありません。
筋肉激落ち。。
ちょっとした近況の後、トキの森公園の内容が始まります。
「近況いらんで」という方は、下記の目次から飛んでください。
長くなるので、前半と後半で分けてお送りします。
最近のこと
先日、専門の友達とライン通話をして
『今だから言える話し』みたいなことを
言い合ったりして、
オンライン通話も悪くないな、面白いなと思いました^^笑
個人的ニュースですがDJIさんの
Osmo Mobil3を購入。最強のセルカ棒みたいなやつ。
手軽にVlog撮影ができます。
(※Vlog:Video+Log)
先人たちのOsmo撮影を観てみると
手ぶれ補正、カメラワークの適応力、機能の充実度が半端ないです。
スマホ一つでシネマティック撮影も可能!
ある程度、撮影と編集スキルが上達したら
ドローンも使用してみたいなと考え中。
本当は東京行って街並みの撮影をしたかったのですが
コロナのことがありますからね。
一年後とかになるのかな(ガクブル)
では、本題の新潟県佐渡島市にあるトキの森公園について。
1分でわかる佐渡島
意外と知られていない佐渡島。
Zの島で覚えてもOKです。(何様)
人口:5万7千人(2016年度)
佐渡で生まれ育った若者の大多数は、島から出ていかれるらしい。
佐渡島は、日本海側最大の島。
車があれば一日もかからず島一周できます。
新潟港から通常のカーフェリーで2時間半くらい。
ちょっとお金出して2時間かからないくらい。
【名物】
- おけさ柿(種無のでかい柿)
- 金山(金銀とれる山)
- トキ(保全活動中)
- たらい舟(千と千尋のモデル?)
- 日本酒(辛口全然辛くない)
- 海鮮(旨いです)
たらい舟乗り場:矢島経島
佐渡には、たらい舟乗り場が何ヶ所かあります。
乗るなら絶対にここをお勧めします!
1分過ぎました?
トキの森公園
軽く概要
トキ保護センターとトキの森公園って別々?
→トキの森公園にて、隣接する保護センターで
飼育された一部のトキを見ることができます。
トキ保全センターは事前に問い合わせをして
見学する形になりますが、今は中止中。
公園内にある施設
→トキ資料展示館
→ふれあいプラザ
→物販・軽食コーナー
施設で飼育されているトキは中国産
→日本産と中国産は遺伝的に同種ということが認められ
中国からオスを運び、日本産トキ(キン)と人工増殖を試みるが上手くいかず。
2003年にキンは他界し、日本産トキが絶滅。
トキ資料館
館内にはたくさんの解説パネルが設置されていました。
それと、とてもキレイ。
写真にトキの巣ジオラマが写っていますね。
拡大してみると
・狩猟、駆除、後は環境破壊
どの動物も基本この理由で絶滅を迎えますよね。
トキの生態
羽の色が違うことに気づきました?
世界で9000種いると言われている鳥類
トキのように羽色変化をおこなう鳥は見つかっていないらしいです。
トキは首あたりの皮膚が黒く、繁殖期が近づくとこの皮膚が厚くなり、粉状になって剥がれ落ちる。
その黒い物質を、水浴び後の羽に擦り付けるため、頭から背中にかけて灰色に変化する。
この独特な行為は、繁殖期だけにおこなわれるため
繁殖期特有の『生殖羽』と呼んでいる。
(※繁殖期:春〜夏)
生殖羽は、繁殖可能な状態であることを表すとともに、抱卵中の保護色の役割を果たすとも言われている。
ちなみに求愛行動は、小枝渡しや擬交尾をおこなうそうです。
その後気に入った相手とペアになり
ペアごとに群れを離れて、巣を作り産卵。
雌雄交代しながら抱卵し、約28日で孵化
ヒナは約40日後に巣立ちを迎える。
たくましい・・。
トキの標本
日本産トキの剥製
冠羽が美しいです。
繁殖期になると、この羽が灰色に染まるんですねぇ。
最後の日本産トキ「キン」骨格標本
多くの鳥は飛ぶために体重を軽くする必要があり、骨の空洞が多くなっています。
翼を動かすための強力な筋肉がつきます。
他の動物には見られない、鳥独自のもの。
と、解説パネルに書いてありました( ̄∇ ̄)
トキ保護センター設立の経緯
1965年旧新穂村(現在は佐渡市と合併)にて、傷ついたトキが保護されました。
新穂村教育委員会は関係機関へ報告し、
文化財保護委員会の指示のもと飼育することになります。
同年に旧真野村で幼鳥のトキが保護され、2羽の飼育が始まりました。
1967年人工飼育のための施設として
「トキ保護センター」が旧新穂村に設立。
ここの年号、調べると違うことがありますが
資料館に記載されていた内容なので、正確です!
当時の施設写真ですね。
トキは何を食べる?
飼育を始めて間もない頃は
トキの生態が全く把握できていなかったため
餌選びには苦労したそうです。
そこで職員は様々な餌を与えることに。
・白菜、ハコベ、トマト・・などはつつくだけ
・ドジョウ、フナ、アユ、ハゼ、イカ、タラ、
アジ、トンボ、セミ、イナゴ、サワガニ、
イモリ、サンショウウオ、カエル・・なども試す。
結果:ドジョウを好んで食べるが、大きすぎるドジョウは好まない。
そして、同じ餌をずっと与えていると飽きてしまうことがわかった。
・1968年保護された2羽が相次いで死亡
原因は、餌のアジやハタハタに寄生している
アニサキスがトキの胃に損傷を与えていたこと。
以後、人工飼料の開発と切り替えが急務となります。
古賀忠道さんと言えば、上野動物園初代園長。
1962年まで園長を務め、動物園の発展に大きな功績を残されました。
上野動物園を退職後
↓
国際自然保護連合(IUCN)日本委員会委員長
↓
世界自然保護基金(WWF)
日本委員会の設立に奔走。野生動物の保護に尽力。
佐渡島で負傷したトキを上野動物園で保護飼育した経緯から
トキは人工飼育のもとでも増殖が可能であると判断し、
野生のトキ保護とともに人工増殖の必要性を説きました。
漢字がいっぱい^^
ここまでが前半です。
後半ではトキふれあいプラザについてまとめています。