※サムネイルのクモザルとニホンザルは桐生の個体ではありません
こんにちは。
2021年の動物園納めは『桐生が岡動物園』でした。
2020年11月1日より桐生市と山田製作所は、桐生市が所有する桐生が岡動物園に係る施設命名権に関して契約を締結したそうで(スポンサー的な?)
正式名称は「桐生が岡動物園」ですが
愛称は「未来へはばたけ 山田製作所 桐生が岡動物園」に決定されました。
市有資産を有効的に活用すること、新たな財源を確保すること、本市の財政の健全化に寄与すること等を目的にネーミングライツを起用したみたいです。
↑を簡潔に言うと、公共施設の命名権を企業が買うビジネス
企業は自社の宣伝ができて、施設は経費を負担していただける。お互いにメリットのあるビジネス。
桐生が岡動物園の園内(雰囲気)
2021年12月30日訪問
![桐生が岡動物園ゲート](https://zookeeper.website/wp-content/uploads/2022/01/桐生が岡動物園_1-1024x683.jpg)
土日だと出店が開いているのかな?
園内は、家族連れの来園者がにぎにぎしていていました。
遊園地があるので流動してくるんですね。
![](https://zookeeper.website/wp-content/uploads/2022/01/桐生が岡動物園_2-1-1024x683.jpg)
動物舎は老朽化したもの、改修したっぽい展示場がありました。
そして、現在レッサーパンダ舎を新設しているようです。(もしくは改修)
完成図
![](https://zookeeper.website/wp-content/uploads/2022/01/桐生が岡動物園_3-1024x768.jpg)
進み具合的には↓
![](https://zookeeper.website/wp-content/uploads/2022/01/桐生が岡動物園_4-1024x768.jpg)
桐生が岡動物園で観た動物
今回は、クモザル・ニホンザルに時間をかけたいと思っていたので
他の動物はほぼ素通りでした!
クモザルとニホンザルに対する感想をお届け。
クモザル
ラベル系を全く読まなかったので、クモザルの種名が紹介されていたかよく覚えていないです。
HPを見ると「クモザル」表記なので、恐らく異種間雑種?又は亜種不特定?違っていたらごめんなさい。
![](https://zookeeper.website/wp-content/uploads/2022/01/桐生が岡動物園_5-1024x768.jpg)
![](https://zookeeper.website/wp-content/uploads/2022/01/桐生が岡動物園_6-1024x768.jpg)
この日は冷たい風が吹いていて寒かった。クモザルたちはサル団子で暖をとっていました。
ホットスポットはなかったかな?
熱帯雨林に生息するサルなので、日本の乾燥した冬はキチィですよね。
私は毎日のように沖縄行きたい(暖かいから)って思ってます。
![](https://zookeeper.website/wp-content/uploads/2022/01/桐生が岡動物園_8-1024x682.jpg)
桐生のクモザルを観るなら、放飼展示場の向かいにある石造のベンチに座ることをオススメします。
立ちっぱ観察、私は結構疲れるんですよねw
![](https://zookeeper.website/wp-content/uploads/2022/01/桐生が岡動物園_7-1024x683.jpg)
※冬季はベンチが冷たいのでご注意
観察の醍醐味
群れを形成する動物たちの観察ポイントは、
彼らの関係性やコミュニケーションの図り方をみることです。
けど当日は、気温や時間帯なのか、動きが特になかったので
これといってコミュニケーションは見られなかったのですが、クモザル特有の鳴き声は何度か聞きました。
鳴き声・鳴き方が特徴的で、たまに鳴きマネをしてみるのですが・・まぁ難しい!笑
(口を閉じて喉から高音を唸らせるやつ)
あとは観察している間、彼らと同じ時を過ごしている感覚を覚えるのでなんだか嬉しく思います。
サル団子を観て、私も温かい物に挟まれたいなとか
陽が差すところに移動して日光浴をしていたら、私も同じように行動するなぁとか
そんなことを考えるのも、観察の醍醐味です。
ニホンザル
40分くらい観察してたと思います。
![](https://zookeeper.website/wp-content/uploads/2022/01/桐生が岡動物園_9-1024x768.jpg)
たまに太陽がコンチャ!するので、サルたちは陽が当たるところに集中して居ました。写真手前にゾロっと。
サル山に集まる来園者の声として
「ボスザルどこ?」が多い気がします。
ボスだと”威張り散らしているヤツ”みたいな響きに聞こえるので、あまりしっくりきません。
界隈では群れを形成する動物の第一位を「α/アルファ」と呼びます。
意味的には「最初」
他の意味がもしあれば教えてくださいな。
ニホンザルはオスが優位性を獲得する社会構造なので、呼称はアルファオス
ちなみにサル山を見るときは、尻尾が真上にぴーんって立ってる個体を探してます。(アルファ♂っぽいので)
尻尾と歩き方と体格と周りの反応を総合してアルファオスを探すのも楽しいかもしれません。
ニホンザルの毛づくろい
ニホンザルの毛づくろいを観察するのがすごく好きなんですよね。
毛づくろいされる側の表情は力が抜けていて、やわらかい
最高だぜえって音声が脳内再生されるくらい、くつろいでいるように見える時もある。
毛づくろいについて特に詳しくはないんですけど
精神的な繋がりを意味しているというのはよくわかります。
人間で言うと、握手・お辞儀なのだろうか
もっと深いところだと、、ん〜浮かばないwヒトで例えたらだめですね。
毛を引っこ抜く彼
毛づくろいを通り越して毛を引っこ抜く彼を発見!
雌雄判別できなかったのですが一応「彼」!
動画です。再生できなかったらごめんなさい。
勢いよく毛の束を引っこ抜くので、
毛抜きをされた別の個体は「キャッ」って鳴いてました( ・∇・)
これまで色んなサルの毛づくろいを目にしましたが、
引っこ抜くサルは初めてですw
毛の束は口に運ばれるので、頬袋に溜まってるんかなぁって思ったら
フフってなりましたw
腸内を詰まらせなきゃいいですね。
まとめ
- 冬季のクモザルはサル団子で暖をとる
- クモザルを観察するなら石造のベンチに座るべし
- クモザルの鳴き方の真似をするのは難しい
- ニホンザルの毛づくろいは精神的な繋がりを感じる
- 毛づくろいという名の毛抜きをする個体がいた
なんだかんだで、フィールドワークに時間を費やしたことがないので
今年は野生動物を観ることもしたいですね。今は寒いので全くその気が起きませんけども‼︎
理想は西表島に行くことですが、ウイルスの動向を見つつですね。それと県外行くぞモード次第
飼育下では浜松にいるゴリラのショウさんをお目にかかったことがないので、暖かくなったら行きます)^o^(
パンピーになって気づいたこと
動物園は飼育動物を通して野生動物への関心を訴求するみたいな役割のもと
園内に必ずと言っていいほどキャプションが設けられています。
絶滅危惧、環境破壊、展示個体の紹介など大切なことがたくさん書かれているもの。
読んで知ってもらう→知った後のアクション←ここが最も重要で最も難関
一般ピーポーが実現可能な範囲で何ができるのか教えてあるキャプションって実は少ない?
キャプションを設置する目的として「情報を多くの人へ届けたい」という理由がもし含まれるなら
「拡散希望!」ってわかりやすく書いてあると現代人は反応を示すかもしれないと、パンピーは考えます。
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